お誕生日プレゼントに頂いたエルメスのブックカバーに触発されたのかされてないのか。
ここのところで読んでみた本たち。
悪くないです、けれど、主人公が「激しい(性的)暴行を受けて無残な死を遂げた少女の父」なので・・・少女に関する記述は読んでいて辛いものが。
近頃続いていた妙な事件を思い出してしまう。
これは・・・私には駄目でした。
主人公が、あそこまで翻弄される心が分からない・・・。そして主人公に魅力を感じない・・・。
駄目でした。
東野作品は割と好きだと思っていたのだけれど、この二冊はちと微妙ですた。
そして、やっと文庫本化された「容疑者Xの献身」と「幻夜」が本棚で出番待ち。
「容疑者X」は、私の本棚から東野作品を読み始めて目覚めてしまった主人が購入。これからは彼が新作を買って帰ってきてくれることでしょう。
嬉しいな、うしし。
こちらは。
約15年ぶりに手に取った一冊。
高校生の頃に読んだのだけれど、内容を忘れてしまったので、再読。
きっちりと書かれていて、余韻が残る読後感。
高校生の頃ここまでいいとは思えなかったのに、どっぷりとはまって泣いてしまいました。
良かったです・・・。
「証明シリーズ」もまだあるようなので、これを機に、森村作品を読んでみようかと。
こちらは。
珍しく読んだ短編。
その世界にはまって読みたいので、入り込む前にお話が終わってしまう短編はあまり好きではなくて。
しかし、小川作品の特長ともいえそうな言葉遣いが読みたくなって手にしました。
笑顔の天使が、血の滴る生肉を食らっている図、のようなひたひたと迫るような怖さは(変な表現だな・・・でもそんな感じ。)、「薬指の標本」にも通ずるものがあり、素敵です。。。
非常に女性的と思われる、冷ややかな残酷さで、男性には書けない文章だろうなぁ、と、ぞくぞくする思いで読みました。
そして。
本ってまとめて買うと結構なコストだなぁ・・・。
とつぶやく、ぷ〜の主婦は。
先日、目黒区民キャンパスにある図書館にふらりと行ってまいりました。
地下にあるのだけれど、ワンフロアで広くて明るくて、とても気持ちの良い図書館。
(おそらく)司書の方も割と親切でしたし、長く居たくなる図書館です。
大学生の頃に、試験勉強や論文製作と称して睡眠を取っていた、中野図書館に似ているかも。
私が本を探す傍らで、勉強している高校生くらいの女の子がいて、すごく懐かしい気持ちに。
あんなに初々しくて可愛らしい時期もあったのだ。私にも。
そして、探していたのは、洋書の絵本。
要は・・・、英語で書かれた簡単な本を探しに行ったのです。
職場を離れてから英文を目にすることすら無い数ヶ月だったので、涼しくなって来て、頭も回転し始めてきたので、リハビリからはじめようかと。
難しい本は眉間にしわがよっちゃいそうなので、絵本から。
ほのぼのと幸せな気分になれたり、素直に感動して泣いてしまったり。
なかなか癒されます。
なんと20点(CDなども含めて)、2週間も借りられるとは。
予約も出来るし、「こういう本を買ってください」というお願いも出来るよう。(要望が通るとは限らないと思うけれど。)素敵。
しかもフリー。
浮いた分で、夏の間にダメージを受けた髪のトリートメントでも受けちゃおうかなぁ。
結構、行政には投資してきたとはいえ、素晴しいぞ、図書館。
本当は、読んだ本は買って手元において置きたい派なのだけれど・・・。
実は何度も読み返したくなる本って少ないので、贅沢を言わず、ちょっと我慢すれば、レンタルでも充分楽しめます。
図書館。
その存在すら忘れていた自分を反省。
どんどん利用しませう。
ここのところで読んでみた本たち。
![]() | さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6) (2008/05/24) 東野 圭吾 商品詳細を見る |
悪くないです、けれど、主人公が「激しい(性的)暴行を受けて無残な死を遂げた少女の父」なので・・・少女に関する記述は読んでいて辛いものが。
近頃続いていた妙な事件を思い出してしまう。
![]() | 殺人の門 (角川文庫) (2006/06) 東野 圭吾 商品詳細を見る |
これは・・・私には駄目でした。
主人公が、あそこまで翻弄される心が分からない・・・。そして主人公に魅力を感じない・・・。
駄目でした。
東野作品は割と好きだと思っていたのだけれど、この二冊はちと微妙ですた。
そして、やっと文庫本化された「容疑者Xの献身」と「幻夜」が本棚で出番待ち。
「容疑者X」は、私の本棚から東野作品を読み始めて目覚めてしまった主人が購入。これからは彼が新作を買って帰ってきてくれることでしょう。
嬉しいな、うしし。
こちらは。
約15年ぶりに手に取った一冊。
![]() | 人間の証明 (角川文庫) (2004/05) 森村 誠一 商品詳細を見る |
きっちりと書かれていて、余韻が残る読後感。
高校生の頃ここまでいいとは思えなかったのに、どっぷりとはまって泣いてしまいました。
良かったです・・・。
「証明シリーズ」もまだあるようなので、これを機に、森村作品を読んでみようかと。
こちらは。
珍しく読んだ短編。
![]() | 妊娠カレンダー (文春文庫) (1994/02) 小川 洋子 商品詳細を見る |
その世界にはまって読みたいので、入り込む前にお話が終わってしまう短編はあまり好きではなくて。
しかし、小川作品の特長ともいえそうな言葉遣いが読みたくなって手にしました。
笑顔の天使が、血の滴る生肉を食らっている図、のようなひたひたと迫るような怖さは(変な表現だな・・・でもそんな感じ。)、「薬指の標本」にも通ずるものがあり、素敵です。。。
非常に女性的と思われる、冷ややかな残酷さで、男性には書けない文章だろうなぁ、と、ぞくぞくする思いで読みました。
そして。
本ってまとめて買うと結構なコストだなぁ・・・。
とつぶやく、ぷ〜の主婦は。
先日、目黒区民キャンパスにある図書館にふらりと行ってまいりました。
地下にあるのだけれど、ワンフロアで広くて明るくて、とても気持ちの良い図書館。
(おそらく)司書の方も割と親切でしたし、長く居たくなる図書館です。
大学生の頃に、試験勉強や論文製作と称して睡眠を取っていた、中野図書館に似ているかも。
私が本を探す傍らで、勉強している高校生くらいの女の子がいて、すごく懐かしい気持ちに。
あんなに初々しくて可愛らしい時期もあったのだ。私にも。
そして、探していたのは、洋書の絵本。
要は・・・、英語で書かれた簡単な本を探しに行ったのです。
職場を離れてから英文を目にすることすら無い数ヶ月だったので、涼しくなって来て、頭も回転し始めてきたので、リハビリからはじめようかと。
難しい本は眉間にしわがよっちゃいそうなので、絵本から。
ほのぼのと幸せな気分になれたり、素直に感動して泣いてしまったり。
なかなか癒されます。
なんと20点(CDなども含めて)、2週間も借りられるとは。
予約も出来るし、「こういう本を買ってください」というお願いも出来るよう。(要望が通るとは限らないと思うけれど。)素敵。
しかもフリー。
浮いた分で、夏の間にダメージを受けた髪のトリートメントでも受けちゃおうかなぁ。
結構、行政には投資してきたとはいえ、素晴しいぞ、図書館。
本当は、読んだ本は買って手元において置きたい派なのだけれど・・・。
実は何度も読み返したくなる本って少ないので、贅沢を言わず、ちょっと我慢すれば、レンタルでも充分楽しめます。
図書館。
その存在すら忘れていた自分を反省。
どんどん利用しませう。
こうも暑いと、外に出ることを考えるだけで憂鬱で、早朝のジョギングと必要最低限の外出以外は、部屋にこもり気味になっています。
ここのところは、DVDや、地デジを番組を見て、新しいプラズマテレビを満喫しています。
初ブルーレイディスクとして購入したEarth。
期待していた映像の美しさは、これまでは見たことも無い程。
世界中の美しい景色が集められているので、画質・画像共々に美しいのは当然かもしれないけれど、ブラウン管で過ごしてきた我々は本当に感動。
ストーリーの軸となっているのは、動物達の、それぞれに「今日を生きる、明日も生き延びる、そして種として生き残る。」為の営み。
ふと思う、「何のために生きているんだろう。。。」と、問う以前の、シンプルな姿が、ぐっと来ます。
このストーリー上では地域も出てくる動物達も様々。
食物連鎖の流れ的に言えば、弱いもの・小さなものが力あるものに飲み込まれて行くのは当然の流れなのだけれど、私はついつい草食動物びいきになってしまうようで、肉食動物の視点になれる夫とは逆の見方をしてしまいました。
だって・・・カンガルーとか、シマウマとか、子供とか・・・あえて弱いものを狙うなんて
・・・。
思わず声をあげてしまうシーンもありましたが、グロテスクな映し方では全く有りません。
そして、我々の自由気ままな開発と消費主義が、自然界の生態系にどういった形で影響を与えているかが、分かりやすい形で表されています。
無知では済まされない、自然破壊が、日々動物達を追い詰めているのだと。
エコとういう名の、流行に乗った偽善者のような振る舞いについては首を傾げたくなるところもありますが、我が胸に手を当ててると、心が痛むところもあります。
また、ちょっと天邪鬼的に見ると。
今ある生態系・自然を守るべきだというステレオタイプの考え方が真っ当なのは置いておいて。
地球上の長い歴史を見れば、今いる動物や人間が生息している時間はほんのわずかの間であり、かつての恐竜が滅びて、その後に今私達の生きている現状が生まれてきたのであれば、今後もそれが起こりうるのはありうること。
もしかすると、かつてそうであった様に、人間が滅びて、全く違う生態系が地球上に芽生えて、全く違う文明がそこで起こる可能性も無きにしも非ず。
そして遠い未来に「人間という愚かな生命体は、独自の文明を成熟させていったが、結果的には自らの手で首を絞めていった・・・」とか何とか述べられたり。
生きる力の無いもの、生き残る知恵の無いものは淘汰されてゆく・・・。
悲しいけれど、それも又自然な形でもあるのではないかと思ったりもしました。
ともあれ
スケールの大きい映像美に酔うことの出来る一枚でした。
******************
こちらはDVD。
公開前から気になっていて、やっと観る事ができました。
オーストリアのマリア・テレジアの末娘として生まれた皇女アントワネット。
愛情を受けて、天真爛漫・自由奔放に育った彼女が、皇女としての当然のお役目として政略結婚の一つのコマとなり、14歳で皇太子のフィアンセとして、フランス中の好機の目が光るヴェルサイユ宮へお輿入れ。
華々しい結婚式を挙げ、ルイ15世の死去によりルイ16世として即位した夫と共に、フランス王妃となる。このときわずか18歳。
時代の寵児として、栄華を極めたヴェルサイユ宮殿での生活を謳歌し、一世一代の注目を浴びるものの、その栄耀は思いのほか短く・・・。
この映画に関しては、批判的なご意見が多いようです。
残念ながら、もしもこの時代の歴史的な流れを全く知らない人が、この映画から何かを得ようとしても、パーティーガールの様なマリーの浪費を見ているだけで終わってしまうかも。
けれど、今も語り継がれるマリーを象徴する関するエピソードにスポットを当てれば、見所はあります。
ます、目に付くのはベルサイユ宮内の生活のきらびやかさ。
3ヶ月に亘り、ヴェルサイユ宮で撮影が行われただけあって、もう10年も前になってしまうけれど、目の前にしたヴェルサイユ宮のきらびやかさが甦ってくるようで、興奮してしまいました。
そして、この時代の風俗・服飾文化が大好きな私としては、パステルカラーで彩られた豪奢なドレス・シューズ・スイーツ、これらをみているだけでも、とっても楽しくて満足。
そして、本筋としては、フランス革命前後を描いたものではなく、一人の王女の生活を追い、そもそも王女としての器を持たず、現実を見ようとしなかった彼女の行く末を案じさせるところまでを描いて・・・物語の幕は閉じます。(歴史的に結末は明らかですが)
どれだけ皇太子妃として、王妃としてちやほやされてはいても。
年端もいかず、他国へ嫁いだ先での孤独。
夫に原因があったとはいえ、当初、子供が出来ないことへのプレッシャー。
一挙一動を見つめられ、絶えることの無い誹謗・中傷。
笑顔の下で政治的無能な国王・王妃を食い物にしようとする取り巻き達。
非常にストレスフルな状況下で、シャンパンと色とりどりのドレスにまみれて、パーティー三昧、ギャンブルなどの浪費へと傾いてゆく一人の女性としてのもの寂しさを想像することは出来ます。
けれど、歴史的なエピソードを除くのであれば、映画中に描かれているのはアントワネットがヴェルサイユ宮に暮らした短い期間なのだし、もう少し、堕ちてゆく彼女の寂しさだったり苦悩だったりの、シリアスな心理面を深く描いてほしかった。
上り詰めたところが富・名誉の頂点であったからこそ、落ちぶれてゆく残酷な過程を描いて欲しかった。
ビジュアルを再現するだけでなくて、彼女の心のひだが感じられるような造りだったらば、史実が語られなくとも、観客の満足度は高くなったのではないでしょうか。
どこまでも、かわいいお馬鹿さんなマリーの映像が続きます。
性的描写も無く。
グロテスクなシーンも無く。
とっても浅く・薄く・軽やか。
この女性監督は、それが狙いだったのかもしれません。
だとすれば、成功でしょう。
久しぶりにベルバラを読み返したくなりました。
全てがスキャンダラスに取り上げられる生活なんて知りたくもないですが、私もあんなパステルカラーの世界に住んでみたい。
乙女心をくすぐる映画ではありました。
(いつまで乙女・・・?)
アースにしてもマリーアントワネットにしても。
「無知の罪」とは。
知らなかったから、気付かなかったから許される、訳ではない、ということ。
幼さで、知ろうとしないことで、何か、誰かを犠牲にすることは、やはり罪に値する、ということです。
どちらも、見方によっては、結構深い。
ここのところは、DVDや、地デジを番組を見て、新しいプラズマテレビを満喫しています。
初ブルーレイディスクとして購入したEarth。
![]() | アース (Blu-ray Disc) (2008/06/27) 地球 商品詳細を見る |
期待していた映像の美しさは、これまでは見たことも無い程。
世界中の美しい景色が集められているので、画質・画像共々に美しいのは当然かもしれないけれど、ブラウン管で過ごしてきた我々は本当に感動。
ストーリーの軸となっているのは、動物達の、それぞれに「今日を生きる、明日も生き延びる、そして種として生き残る。」為の営み。
ふと思う、「何のために生きているんだろう。。。」と、問う以前の、シンプルな姿が、ぐっと来ます。
このストーリー上では地域も出てくる動物達も様々。
食物連鎖の流れ的に言えば、弱いもの・小さなものが力あるものに飲み込まれて行くのは当然の流れなのだけれど、私はついつい草食動物びいきになってしまうようで、肉食動物の視点になれる夫とは逆の見方をしてしまいました。
だって・・・カンガルーとか、シマウマとか、子供とか・・・あえて弱いものを狙うなんて
・・・。思わず声をあげてしまうシーンもありましたが、グロテスクな映し方では全く有りません。
そして、我々の自由気ままな開発と消費主義が、自然界の生態系にどういった形で影響を与えているかが、分かりやすい形で表されています。
無知では済まされない、自然破壊が、日々動物達を追い詰めているのだと。
エコとういう名の、流行に乗った偽善者のような振る舞いについては首を傾げたくなるところもありますが、我が胸に手を当ててると、心が痛むところもあります。
また、ちょっと天邪鬼的に見ると。
今ある生態系・自然を守るべきだというステレオタイプの考え方が真っ当なのは置いておいて。
地球上の長い歴史を見れば、今いる動物や人間が生息している時間はほんのわずかの間であり、かつての恐竜が滅びて、その後に今私達の生きている現状が生まれてきたのであれば、今後もそれが起こりうるのはありうること。
もしかすると、かつてそうであった様に、人間が滅びて、全く違う生態系が地球上に芽生えて、全く違う文明がそこで起こる可能性も無きにしも非ず。
そして遠い未来に「人間という愚かな生命体は、独自の文明を成熟させていったが、結果的には自らの手で首を絞めていった・・・」とか何とか述べられたり。
生きる力の無いもの、生き残る知恵の無いものは淘汰されてゆく・・・。
悲しいけれど、それも又自然な形でもあるのではないかと思ったりもしました。
ともあれ
スケールの大きい映像美に酔うことの出来る一枚でした。
******************
こちらはDVD。
公開前から気になっていて、やっと観る事ができました。
![]() | マリー・アントワネット (通常版) (2007/07/19) キルスティン・ダンスト 商品詳細を見る |
オーストリアのマリア・テレジアの末娘として生まれた皇女アントワネット。
愛情を受けて、天真爛漫・自由奔放に育った彼女が、皇女としての当然のお役目として政略結婚の一つのコマとなり、14歳で皇太子のフィアンセとして、フランス中の好機の目が光るヴェルサイユ宮へお輿入れ。
華々しい結婚式を挙げ、ルイ15世の死去によりルイ16世として即位した夫と共に、フランス王妃となる。このときわずか18歳。
時代の寵児として、栄華を極めたヴェルサイユ宮殿での生活を謳歌し、一世一代の注目を浴びるものの、その栄耀は思いのほか短く・・・。
この映画に関しては、批判的なご意見が多いようです。
残念ながら、もしもこの時代の歴史的な流れを全く知らない人が、この映画から何かを得ようとしても、パーティーガールの様なマリーの浪費を見ているだけで終わってしまうかも。
けれど、今も語り継がれるマリーを象徴する関するエピソードにスポットを当てれば、見所はあります。
ます、目に付くのはベルサイユ宮内の生活のきらびやかさ。
3ヶ月に亘り、ヴェルサイユ宮で撮影が行われただけあって、もう10年も前になってしまうけれど、目の前にしたヴェルサイユ宮のきらびやかさが甦ってくるようで、興奮してしまいました。
そして、この時代の風俗・服飾文化が大好きな私としては、パステルカラーで彩られた豪奢なドレス・シューズ・スイーツ、これらをみているだけでも、とっても楽しくて満足。
そして、本筋としては、フランス革命前後を描いたものではなく、一人の王女の生活を追い、そもそも王女としての器を持たず、現実を見ようとしなかった彼女の行く末を案じさせるところまでを描いて・・・物語の幕は閉じます。(歴史的に結末は明らかですが)
どれだけ皇太子妃として、王妃としてちやほやされてはいても。
年端もいかず、他国へ嫁いだ先での孤独。
夫に原因があったとはいえ、当初、子供が出来ないことへのプレッシャー。
一挙一動を見つめられ、絶えることの無い誹謗・中傷。
笑顔の下で政治的無能な国王・王妃を食い物にしようとする取り巻き達。
非常にストレスフルな状況下で、シャンパンと色とりどりのドレスにまみれて、パーティー三昧、ギャンブルなどの浪費へと傾いてゆく一人の女性としてのもの寂しさを想像することは出来ます。
けれど、歴史的なエピソードを除くのであれば、映画中に描かれているのはアントワネットがヴェルサイユ宮に暮らした短い期間なのだし、もう少し、堕ちてゆく彼女の寂しさだったり苦悩だったりの、シリアスな心理面を深く描いてほしかった。
上り詰めたところが富・名誉の頂点であったからこそ、落ちぶれてゆく残酷な過程を描いて欲しかった。
ビジュアルを再現するだけでなくて、彼女の心のひだが感じられるような造りだったらば、史実が語られなくとも、観客の満足度は高くなったのではないでしょうか。
どこまでも、かわいいお馬鹿さんなマリーの映像が続きます。
性的描写も無く。
グロテスクなシーンも無く。
とっても浅く・薄く・軽やか。
この女性監督は、それが狙いだったのかもしれません。
だとすれば、成功でしょう。
久しぶりにベルバラを読み返したくなりました。
全てがスキャンダラスに取り上げられる生活なんて知りたくもないですが、私もあんなパステルカラーの世界に住んでみたい。
乙女心をくすぐる映画ではありました。
(いつまで乙女・・・?)
アースにしてもマリーアントワネットにしても。
「無知の罪」とは。
知らなかったから、気付かなかったから許される、訳ではない、ということ。
幼さで、知ろうとしないことで、何か、誰かを犠牲にすることは、やはり罪に値する、ということです。
どちらも、見方によっては、結構深い。
ここのところ
殆どの時間を家でぬんたと共に過ごしている
私は
家でこもっていられない性質でもないのでこれはこれで幸せ
本当は殆ど何にも制約されない今しか、今だからこそ、出来ることをするのがいいのだが・・・
体調不良で外出出来ない状況が続いていたので、先月の北海道旅行前に見ておけば良かったなぁ、と思っていた『北の国から』シリーズのスペシャル版をまとめて借りてきて、昼間からティッシュ片手に『北の国から』三昧となっている
(本当はテレビドラマシリーズの方を借りたかったのだが、何方かが借りている虫食い状だったので、止めておいた)
それなりに内容は知っているつもりだったが、実は初めて見るものや、忘れていたエピソードなどなど・・・特に、近年のものは画像が綺麗で、先月走った北海道の景色が蘇って来たりして、独りで盛り上がっている
「83 冬」
「84 夏」
「87 初恋」
「89 帰郷」
「92 巣立ち」
「95 秘密」
「98 時代」
「2002 遺言」
どの話も泣ける、泣かせるエピソード満載なのだけれど、そのエピソード単体に涙する、というよりは、そこに至るまでの苦労、周囲の人間の思いがじわーと満ちてきて、そして、どこを切り取って見ても、それぞれの立場で感情移入できるので、たまらなくなる
一応ある程度の経験をし、物事を見てこの年になったので、どんな態度で接していてたとしても子供が気になって仕方ない親心というのも察することが出来るし、成長して親をうっとうしくなり始めてだんだんと親離れしていく心理も自分が通ってきた道なのでわかるわけで
だんだんと年を取り人間がまるくなり、かつての勢いや激情っぷりが影を潜め、子供や家族への愛情を隠すことも無い好々爺のようになってゆく五郎や
父親っ子で可愛らしくて誰よりも気遣いやさんで控えめだったのに、いつしかその父と距離を置き、女性になり、やがてたくましい母にってゆく蛍や
センシティブでドジで、大事なところで貧乏クジをひいてしまって三歩進んで二歩下がるような純の成長や
苦労して育っているからか、実に魅力的になってゆく正吉やら・・・
彼らと全く同じ状況ということはないと思うが、主人公達の誰か、何処かに起こっている変化や問題には、自分や自分の身内にも心当たりがあることも多くて、何らかのノスタルジアを感じずにはいられない
勿論、これらがあくまで視聴者を意識して作られたストーリーであるということをしっかり頭に置いた上で見ていたが、もうやられっぱなしで、顔をクッチャクチャにして泣きまくっていた
今回一通り見返したことで思ったのは
中嶋朋子の蛍の抑えた演技の上手さで、瞳の動き、うつむき加減、ため息一つで、ぐーっと来る
(でも、最後の「2002 遺言」では、もはや父と兄の後を追いかけていた少女ではなく母になったたくましさの演出か知らないが、ヒステリー気味でうるさくて怖くて好きじゃなかったけど)
やっぱり、個人的には「87 初恋」、「89 帰郷」、 「98 時代」 あたりが好き
大好きなシリーズだけれど、あえて言うなら・・・
「95 秘密」から顔を出す宮沢りえはどうにかならなかったのだろうか?
好きでも嫌いでも無い女性だが・・・あれは、一体何?
彼女自身がミスキャストなのか、ああいう演技を要求した製作サイドが不味かったのか・・・
あの演技(特にあの話し方)が見たくなくて、「95 秘密」以降を借りるのをやめようかともおもったのだけれど、やっぱり見ちゃった
(・・・そしてまた、首をかしげちゃった)
ストーリーを追うごとに、登場人物も増え、主人公たちが成長してゆくにしたがって話も世界も広がりを持つ
それにつれ、このドラマの根底に流れている「素朴さ」、「愛情」と「せつなさ」の質が微妙に変わってきたような気がしたし、挿入歌の使い方も微妙になってきたし(「87 初恋」のI love you, 「89 帰郷」の乾杯 にはすごく心揺さぶられたけれど、それ以降はやぼったすぎる気もする・・・ )、↑の宮沢りえ演じる「シュウ」のようなエピソード的にもキャスティング的にも首を傾げたくなるような部分はあったけれど・・・
それでも製作スタッフの高齢化などの、超現実的な事情でシリーズが終わってしまったのは、一ファンとしては寂しい限り
私は気に入ったものは本でも音楽でもなんでも、擦り切れるまで繰り返す
今回、時間がある事をいいことに、あきれられる位繰り返し繰り返し見たのだけれど
何年か後に、また見て、そして泣くのだろうな
殆どの時間を家でぬんたと共に過ごしている
私は
家でこもっていられない性質でもないのでこれはこれで幸せ
本当は殆ど何にも制約されない今しか、今だからこそ、出来ることをするのがいいのだが・・・
体調不良で外出出来ない状況が続いていたので、先月の北海道旅行前に見ておけば良かったなぁ、と思っていた『北の国から』シリーズのスペシャル版をまとめて借りてきて、昼間からティッシュ片手に『北の国から』三昧となっている
(本当はテレビドラマシリーズの方を借りたかったのだが、何方かが借りている虫食い状だったので、止めておいた)
それなりに内容は知っているつもりだったが、実は初めて見るものや、忘れていたエピソードなどなど・・・特に、近年のものは画像が綺麗で、先月走った北海道の景色が蘇って来たりして、独りで盛り上がっている
「83 冬」
「84 夏」
「87 初恋」
「89 帰郷」
「92 巣立ち」
「95 秘密」
「98 時代」
「2002 遺言」
どの話も泣ける、泣かせるエピソード満載なのだけれど、そのエピソード単体に涙する、というよりは、そこに至るまでの苦労、周囲の人間の思いがじわーと満ちてきて、そして、どこを切り取って見ても、それぞれの立場で感情移入できるので、たまらなくなる
一応ある程度の経験をし、物事を見てこの年になったので、どんな態度で接していてたとしても子供が気になって仕方ない親心というのも察することが出来るし、成長して親をうっとうしくなり始めてだんだんと親離れしていく心理も自分が通ってきた道なのでわかるわけで
だんだんと年を取り人間がまるくなり、かつての勢いや激情っぷりが影を潜め、子供や家族への愛情を隠すことも無い好々爺のようになってゆく五郎や
父親っ子で可愛らしくて誰よりも気遣いやさんで控えめだったのに、いつしかその父と距離を置き、女性になり、やがてたくましい母にってゆく蛍や
センシティブでドジで、大事なところで貧乏クジをひいてしまって三歩進んで二歩下がるような純の成長や
苦労して育っているからか、実に魅力的になってゆく正吉やら・・・
彼らと全く同じ状況ということはないと思うが、主人公達の誰か、何処かに起こっている変化や問題には、自分や自分の身内にも心当たりがあることも多くて、何らかのノスタルジアを感じずにはいられない
勿論、これらがあくまで視聴者を意識して作られたストーリーであるということをしっかり頭に置いた上で見ていたが、もうやられっぱなしで、顔をクッチャクチャにして泣きまくっていた
今回一通り見返したことで思ったのは
中嶋朋子の蛍の抑えた演技の上手さで、瞳の動き、うつむき加減、ため息一つで、ぐーっと来る
(でも、最後の「2002 遺言」では、もはや父と兄の後を追いかけていた少女ではなく母になったたくましさの演出か知らないが、ヒステリー気味でうるさくて怖くて好きじゃなかったけど)
やっぱり、個人的には「87 初恋」、「89 帰郷」、 「98 時代」 あたりが好き
大好きなシリーズだけれど、あえて言うなら・・・
「95 秘密」から顔を出す宮沢りえはどうにかならなかったのだろうか?
好きでも嫌いでも無い女性だが・・・あれは、一体何?
彼女自身がミスキャストなのか、ああいう演技を要求した製作サイドが不味かったのか・・・
あの演技(特にあの話し方)が見たくなくて、「95 秘密」以降を借りるのをやめようかともおもったのだけれど、やっぱり見ちゃった
(・・・そしてまた、首をかしげちゃった)
ストーリーを追うごとに、登場人物も増え、主人公たちが成長してゆくにしたがって話も世界も広がりを持つ
それにつれ、このドラマの根底に流れている「素朴さ」、「愛情」と「せつなさ」の質が微妙に変わってきたような気がしたし、挿入歌の使い方も微妙になってきたし(「87 初恋」のI love you, 「89 帰郷」の乾杯 にはすごく心揺さぶられたけれど、それ以降はやぼったすぎる気もする・・・ )、↑の宮沢りえ演じる「シュウ」のようなエピソード的にもキャスティング的にも首を傾げたくなるような部分はあったけれど・・・
それでも製作スタッフの高齢化などの、超現実的な事情でシリーズが終わってしまったのは、一ファンとしては寂しい限り
私は気に入ったものは本でも音楽でもなんでも、擦り切れるまで繰り返す
今回、時間がある事をいいことに、あきれられる位繰り返し繰り返し見たのだけれど
何年か後に、また見て、そして泣くのだろうな
![]() | ボビー BOBBY アンソニー・ホプキンス;デミ・ムーア;シャロン・ストーン;イライジャ・ウッド;リンジー・ローハン;ヘレン・ハント;クリスチャン・スレーター;ウィリアム・H・メイシー;ヘザー・グラハム;ローレンス・フィッシュバーン (2007/08/10) 東宝 この商品の詳細を見る |
ロバート・F・ケネディが暗殺されたその日
彼のカリフォルニア州予備選挙の圧勝を祝うパーティー会場となる、アンバサダーホテルに居合わせた22名の人々を描いたヒューマンドラマ
これを見ていた時の私は・・・、普通の主婦のように晩御飯の用意・なんやかんやで手を動かしながら、まるでテレビドラマを流しているくらいの気分で見ていて
ただなんとなく見終わった感想としては
人が多すぎて良く分からないし
これだけの役者をそろえておきながら・・・エミリオ・エステベスの自己満足の映画ではないか
期待するほどではなかったな
と思ったのだが・・・
後ほど、この映画の公式ホームページを見て、とても後悔した
この映画は、ロバート・F・ケネディの暗殺事件そのものがメインストーリーではないので、ショッキングな話題を扱っているにしては淡々と進む
普通にこの事件を主題にした映画なら脇役かもしれない、22人のそれぞれの行動、思いの中に、その時代の社会問題や、興味深いエピソードが計算され散りばめられていたのに、私はそれを見落としすぎたようだ
たった一本の映画で、性別・年齢・人種・思想が異なる22人それぞれの思いや人間性を語るにはとても時間が足りないだろう
そして、さまざまな伏線が最終的にひとつに繋がる、という起承転結ストーリーでもないので、どうしてもエピソードが断片的になっていて、分かりづらい部分も多々あるのだが
事前にホームページを見て’予習’しておけば、相関図しかり、個々のキャラクターに課せられたロールがもっともっと際立って見え、全く違う映画として見る事が出来たはず
60年代を時代背景としてはいても
人種差別、戦争問題、ドラッグ、偏見 など等は、現在でも根強く残っているからこそ、ロバート・F・ケネディ自身には興味が無い人が見ても、それぞれに考えさせられる部分はあるり、見ごたえのある作品になっているのだろう
Bobbyの人間性、彼が遂げられなかった理想、その時代背景をを全く知らない私が、しかも雑事に追われながらでは、全然頭に入ってこなかったのも当然で、読書でも、鑑賞をするのでも、雑に行うと、全く印象・記憶に残らず、ろくな事が無くて、残念なことをしてしまった・・・
それにしても、ホテルの美容師を演じるシャロン・ストーンは、彼女かなぁ、と思いつつ確証がもてなかった自分にショックなほど、これまでの彼女の’女優オーラ’を感じさせず、中年にさしかかる女性の寂しさ・悲しさ・諦めを含んだ普遍的な女性になりきっていて、彼女ってこんな風にもなれるんだ、と逆の意味で驚いた
ちなみに
60年代ファッションも可愛くて、注目してみると楽しいです
もう一度、じっくり見返したい作品
![]() | アビエイター 通常版 レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット 他 (2005/08/27) 松竹 この商品の詳細を見る |
なぜなのだろう・・・
ディカプリオが主演・出演しているものとの相性が悪い気がする
この「アビエーター」は日本であまり受けが良くなかったのは、主題となっているハワード・ヒューズへのなじみが薄いから、とも言われているようだが、それだけではない気がする
おそらくドラマティックでシリアスなストーリーなはずなのに、そのエピソードが生かしきれていなくて、全く入り込むことが出来ないままに、ディカプリオの子供が苦虫を噛み潰したような顔を長時間見続けた分だけ苦痛が残った
ハワード・ヒューズの、繰り返し繰り返し出てくる、異常なほどの潔癖症(細菌恐怖症?)や、何かの脅迫観念に常に追われていることから来る苛立ちに関しても、それが何故なのか、それが故に何を言わんとしているのか、感じることが出来ず・・・
年齢が上がった設定でも、ひげを蓄えて太っただけのディカプリオには成熟した男性の香りも貫禄も全く感じられず・・・
周りの大物たちに苛められて駄々をこねているガキンチョみたいだったし・・・
この印象が、ディカプリオのベビーフェイス故なのか、監督や編集の問題なのかは分からないが、私の満足度としては低かった
ケイト・ブランシェットのキャサリン・ヘップバーンが気風が良く実に素敵な女性に描かれていて、他にも脇を固めるキャストが厚いだけに、主役のミスキャストが残念
(パッケージにクレジットされているジュード・ロウがどこに出ているのかも分からなかった・・・それだけ集中出来なかった、とういうことなんだろうな)
完全な個人的嗜好なのだけれど、主役はレイフ・ファウンズなんかだったら、渋くてよかったのになぁ
![]() | 300 <スリーハンドレッド>特別版(2枚組) ジェラルド・バトラー.レナ・ヘディー .デイビッド・ウェナム.ドミニク・ウェスト.ビンセント・リーガン (2007/09/26) ワーナー・ホーム・ビデオ この商品の詳細を見る |
しばしの休息でエネルギーを養った後にはこちらを
スパルタ王が率いる僅か300人のスパルタの精鋭部隊が、100万とも言われるペルシアの巨大勢力に挑むという「テルモピュライの戦い」を描いた作品で、ポイントはCGで作られたスモークがかった独特の映像
この映画の役作りの為にどれだけ鍛えたのだろうという、俳優たちの作り物のような肉体と、CGの背景が相まって、アニメーションか素晴しく緻密なテレビゲームのような世界
ストーリーに捻りは全く無く、「ドラマ」を期待して見る映画ではないが、ただただ、走り出したジェットコースターに乗ってしまったかのごとく頭を空っぽにして寓話とファンタジーと残虐さが入り混じる映像の世界を走り抜けるのがいいのだろう
私にとっては海を越えたはるか彼方の、はるか昔の寓話の映像に過ぎないので、これだけ「やってくれる」と笑ってしまうくらいだが、ぺルシア軍が人間じゃない生物で構成されていたりするのは、見る人によっては不快感を感じるのでは?と思わなくもない
先に見た「アレキサンダー」とは全く違う方向性で作られいて、私はやはり血の通った人間の物語の方が好みなのだけれど、これはこれですっきり、さっぱりするので、アリかな
![]() | シンシナティ・キッド スティーブ・マックィーン、エドワード・G・ロビンソン 他 (2006/10/06) ワーナー・ホーム・ビデオ この商品の詳細を見る |
名作中の名作であると太鼓判を押されたこの一枚
この映画の舞台となるニューオーリンズの町並みのバックに流れるジャズの音に耳を傾けながら、ポーカーというゲームの駆け引きの面白さに引き込まれていくのが堪らない
・・・はずだったのだけれど
冒頭のお葬式のシーンのあと、記憶は途切れ途切れで
「アレキサンダー」でアドレナリンを分泌しきってしまった後の身には、ここちよい睡眠導入剤と化したのでした・・・
(それにしても、スティーブンマックイーンは渋い、しかし変なジャンパーを着ていたなぁ。。。むむむ)
![]() | アレキサンダー コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー 他 (2006/12/22) 松竹ホームビデオ この商品の詳細を見る |
世界史にめっぽう弱い私は、地中海の周りの古代史など知る由もなく、全く予備知識も無く「アレキサンダー」鑑賞に入った
見始めて早速、語り部のプトレマイオスの歴史的な流れの説明についていけなくなり
実家にはまだおいてあるはずの山川の世界史の教科書が読みたくなり、当時きちんと「お勉強」してこなかったことが、こういうところで恥ずかしくなる
史実を緻密に研究して再現しうる限りを再現しようとし、莫大な政策費用が投じられたのだろうと思われる映画だからこそ可能な人工映像の世界が広がるのは、非現実的で嬉しい
古代史に弱くても、壮大なスケールのお話、映画館のスクリーンで見たらどれだけ壮絶だったのだろうと思う程の、コンパクトなテレビ上で見ても迫力のある戦闘シーン、贅を尽くしたバビロンの映像、アレキサンダー個人の成長と葛藤を描くヒューマンドラマとしても、見ごたえがある
(あんなに気持ちの悪いアンジェリーナ・ジョリーは初めてで引いてしまったが・・・)
歴史的事実の再現、アレキサンダー個人と彼をとりまく人間関係、ダイナミックで美しい映像、盛り込めるだけ盛り込んだ分、ややまとまりにかけるような気もするが、期待していなかった分、なんとも言えず満足度の高かった
オリバー・ストーンに敬服の一枚
![]() | イン・ハー・シューズ キャメロン・ディアス、トニ・コレット 他 (2007/02/16) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
器量よしで要領よし、けれど人間としてはダメダメの女性が、若さだけで渡り繋いでいけないだろう将来、行く先の定まらない不安と葛藤、身内の知られざる過去と人間関係、のなかで、自分探しをするドラマ
正直言って、期待通りで予想通りの、笑いあり・涙ありのストーリー
けれど
キャメロンのくしゃくしゃの笑顔や身のこなしやファッション
お互いを気にかけているのに、間逆の性質ゆえにぶつかり合う姉妹間の確執と後悔
伊達に年をとっているだけではないユーモアたっぷりでチャーミングご老人達
母親に纏わる秘密が明らかになる・・・胸を打つシーン
などなど
飽きずに、そして心が疲れているときにも安心して見ることができ、見終わった後にはつい顔がほころんでいるような一枚
フロリダのパステルピンクを基調としたホームデコレーションも明るい画面作りに一役買っていて、シリアスなシーンが柔らかく感じられる
この映画のように年をとったら、明るい家に住むのがいいかもしれない
黒い服ばかり着ているから、気持ちまでお葬式のようになるのかもしれない
色の力って侮れない
![]() | きみに読む物語 スタンダード・エディション ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス 他 (2005/09/23) ハピネット・ピクチャーズ この商品の詳細を見る |
こちらも人から薦められて
特に知っている俳優が出てくるわけではないのだが、それがまた、自らもすんなりと物語に溶け込める一因なのかもしれない
まず、美しく伸びやかな映像に心が開放される
そして、身分違いの恋・親との確執・加齢による心身の衰え、それを支える家族の思い・愛情など、テーマからするともっと重く、ドロドロとした描き方もあるだろうに、観終わった後にはあくまで爽やかで清清しいものが残る
悲しいけれど美しくて、(勿論作られた話だといっても)こんな愛情ってあるんだ、こんな風にひたすらに守られ、一途に愛されたのなら・・・どれだけ幸せなのだろう、と思う
そして
「これは泣けますよ」と言われたのに
確実に胸を打たれているのに
最後まで涙は出てこず・・・
‘感涙することすら何処かに置き忘れてしまったのか、私は・・・‘
と悲しくなったのだが、エンドロールを見ていると、ジワジワとこみ上げてきてやっぱり涙が流れた
とても感動的ないい映画でした
プロフィール

















最近の記事