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美しい人
この写真集で私もファンの一人になりました。

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何がこの人をこんなに可憐に見せるのでしょう。
20090315172245

美しい人です。
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そして…。
小さな顔に大きな瞳・・・うっとりと写真集に見とれた後で、ふと鏡に映る自分を見てびっくり。

すっごく余白が多いんですけど、私の顔!

(>Θ<)
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イントゥ・ザ・ワイルド
『 イントゥ・ザ・ワイルド 』

今回、久しぶりに映画館で映画を見る機会に恵まれました。
父にこの場を借りてお礼を。
「どうもありがとう、見てきたよ。DVDとは全く違う良さを感じられて、すごく良かったです。」




以下、映画感想文。

*** 思いきりネタばれ含みます ***


ストーリーの主人公は、将来を嘱望されている、大学を卒業したばかりの青年クリス。

彼の育った家庭環境は、表面的には裕福で恵まれているように見えていても、その裏には複雑な事情があり、日々積み重なってゆく両親の諍いに、心を閉ざし、自分の世界に傾倒してゆく・・・。

華々しい大学の卒業式を終えるも、両親や周囲が望むものと、内なる自分の声とのギャップに苦しむクリス。
「僕が自己実現できる場は、いかにも資本主義的な物欲主義の環境ではありえない。」
そんな心の叫びを爆発させるべく、計画的に、そして突然に、実社会から姿をくらませるクリス。

クリスは、周囲の期待を捨て、家族を捨て、貯金を寄付し、身元を証明する物をすべて捨て、名前さえも捨てて、身の回りの最低限の物をバックパックに詰め、オンボロの中古車に乗って旅立った。

彼が目指したのは、荒野アラスカ。
人を寄せ付けない厳しさを持つかの地で、天地の恵みだけを頼りに生きて、ただ生きることの意味を見つけたいと、熱望していた。


彼は。
若かった。
強い信念があった。

そして。
青かった。
未熟だった。

アラスカを目指す旅路で、クリスは様々な人と出会い、助けられ、友情を結んでゆく。
そして、クリスに関わったすべての人が、彼を思うすべての人が、クリスの荒野行きを引きとめたのに・・・。
もしかして・・・いや、きっと、良かれ悪かれ、少なからずクリスよりも経験を積んでいる大人には見えていたのかもしれない。
クリスが掲げる、若さと勢いだけの、青臭い、頭でっかちな信念がもたらすものは何なのかを。
そして、その結果、どんな危機が彼の身に迫るかを。

けれど・・・。
誰も、何も彼を止めることは出来ず。

クリスは、何物にも後ろ髪引かれることなく、何かに取りつかれた様に荒野へと分け入ってゆく。



それが、二度と戻れない道だとは知らずに。



人々が引きとめるのを振り切って、河を下り、ヒッチハイクを繰り返し、遂にアラスカの最終目的地にたどり着いたクリスは、かつて人が生活していた形跡の残る、捨てられたバスを見つけ、身をよせる。
そしてそのバスを、「マジック・バス」と名づけて生活拠点とし、思い描いていたサバイバルキャンプをスタート。

荒野を歩き、丘に登り、水を汲み、獲物を捕え、日記をつけ、本を読む・・・。
自然の中で、喜びも切なさも経験しながら、「生きている、まさに生きている」そんな興奮と感動をひしひしと感じるクリス。
しかし、そんな順調で充実した日々は長くは続かない・・・。
思うように獲物にも出会えない日が続き、なけなしの米も残りわずかに・・・。

ついに現実の厳しさを肌で感じ、やって来た道を辿って町へ戻ろうにも、増水して勢力を増した川の流れはクリスの横断を許さない。

完璧な孤独の中、「マジックバス」にうずくまり、空腹と衰弱に追い詰められてゆくクリス。

そして徐々に痩せて集中力を失ってゆくクリスの姿を追いながら、物語は一気に観ているものの心を掴み、ラストへ・・・。



********


この映画は。
『文明の、人の手の届かない荒野で、「生きているということ、生きること」の本当の意味を見つけること』に魅入られてしまった青年の、最後の二年間を描いています。

身も蓋もない言い方をするのであれば、大いなる若気のいたり、なのではないかと・・・。
勉学的に賢くて一般的に言えば恵まれた青年が、厳しい自然に対する十分な知識も装備も無く、持前の好奇心とバイタリティを武器に、アラスカでの単身サバイバルキャンプを夢見て山に入ったのだけれど、世の中そう簡単ではないのだよ・・・という結末・・・。

けれど・・・、矛盾するようではありますが。
おセンチムードすぎもせず、説教臭さも無く、さまざまな形の「愛」というテーマが底に流れている、胸が詰まるような、切ない映画でした。


映画らしい、アナログな雰囲気の映像美と音楽も非常によろしいです。
勿論、デジタルハイビジョンには感動するけれど、グレイッシュで霞がかかったような情景は、余韻が残り良いです。


放映時間が2時間半近くと長いのに加えて、(オフ)ロードムービー系の、全体的に淡々としたストーリー展開で、随所にクリスの妹が兄の軌跡を振り返る形での状況説明が入るので、やや退屈に感じる部分もあったのですが。
徐々に明らかになってゆくクリスの悲しい事情と、シリアスになってゆく登場人物達に引き込まれます。
クリスの家族や、道すがら出会う人々も、それぞれに「愛」があり、孤独を抱えていて、いぶし銀のような存在感を放っていて、引きつけられます。


心揺さぶるのは、クリスの最後の一言。
Happiness is only real when shared
心を閉ざして、極限の自由と孤独を求めていた青年が、それを手にし、そして探していた本当の答えを見つけたかに見えた時には、それはもう手の届かない状況に・・・。


切ないのは、クリスが終の棲家として身を寄せた「マジック・バス」をバックに映る一枚の写真。
これは、冷たくなったクリスが発見された時に、未現像のままで残されていたフィルムの中の一枚。
彼が、確かにアラスカの地で生きていたという、証ともいえる一枚の写真。
写真の中のクリスの顔には、痩せて髭も髪も伸びているけれどもまだ誇らしげな笑顔が残っているのに・・・。
けれど・・・、現実には・・・二度とその笑顔は戻っては来ず・・・。


クリスが、求めてやまなかった自由と孤独、社会・他者からの断絶状況が、彼を追いつめる結果になるという皮肉。

簡単に手に入る金銭や物質では満たせない空虚さと憤りを持て余した青年が、物質や人間の力を超越する、大いなる自然に身を任せ共存し生きるという、人間の原点回帰的な経験を欲していただけなのに。

その経験を通して自分を見つめ直すことが目的で、完全なる世捨て人になるために山に入った訳ではなく、ましてや死に場所を求めて北を目指していた訳でもなかったのに。

アラスカで、都市では出会えない厳しい経験をし、一回りも二回りも大きくなって戻り、物欲主義では拝金主義の世の中に、正当な形で物申すつもりだったのに。


それなのに・・・。

クリス君、君は・・・。

これが実話とは・・・。
(邦題『荒野へ』)

うぅ・・・。


わずかの時間ではあっても、荒野の中での生活で(クリス自身も含めて)生命の証と輝きを知ることができたこと、最後には彼が命をかけて求めた答えが導かれたこと、が救いです。

心の奥深い場所に静かな余韻が残りました・・・。



ミステリーなどのなぞ解き物ではないので、ストーリを知っていても、見られる映画なのではないでしょうか。時間にも気持にもゆとりを持っているときに、おすすめです。




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************


本日は。

新宿タイムズスクエアで映画鑑賞の後、高島屋に寄り道。

先日鹿を送ってくださったSさんへのお返しにリーデルのグラスを選んできました。
(大分県阿蘇郡・・・その中でも大そう山奥のお家らしいのだけれど、割れずに届くかな・・・。)

そして。
PARIS展でマイユのハニーマスタードを買って、キラキラで可愛いキーホルダーを衝動買い。
その後、我が家様に新しいランチョンマットを新調して帰宅。
ガラステーブルに変えてから毎日使っているイケアのランチョンマットは安かったので油断して選んだら、デパードでは、ランチョンマットも4枚そろえると結構お高いのだ・・・。
びっくりしました。
今日買ったものは、綺麗に使って、お客様用が来た時用です・・・。


そしてそして。
下記の、頂いた、絶品の鹿肉ヒレ刺しを頂きながら、映画の余韻に浸る。

なかなか良い過ごし方が出来た一日。

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