M log
アンティークのお着物で
京都で選んできたアンティークの着物で初外出


この日はいいお天気で、なす紺とグレーを混ぜたようなやわらかものに更紗の帯は少々季節と違う気もしたのだけれど、この袷のお着物が着れるのもあと少し
この日は雨でなければこれを着てお出かけをしようと決めていた

着付けが進むうちに詰まってきてしまう衣紋を数度抜き直し
不慣れながら、本を見ながら研究・練習し、なんとか見よう見まねでひとりで結べるようになった名古屋帯
着崩れないようにきつくしめた帯締めにちょっと苦しくなり、意外に難しい帯揚げの処理に苦心しながらも、やっぱり嬉しい着物でお出かけ

やわらかな帯は締めるのは楽だがお太鼓の形が崩れやすいのが難点、かな
帯揚げは鮮やかな紫で濃紺の帯締めを締めて
着物

滑々と柔らかな絹が足元にまとわりつく感食が心地よく、ぴったりとした足袋とぽっこりとした買ったばかりのお気に入りの草履の足元を見て嬉しくなる

この日の出先は、ドラリオンを観に原宿ビッグトップへ

途中三十分の休憩を挟んだ前半後半各一時間は、正に緊張と感動の連続
幻想的なステージに鍛え抜かれた、鍛錬された四肢
柳のようにゆっくりと撓る指先やつま先、そして時には螺旋巻きのマリオネットのような動きからは、それが本当はどれだけハードに筋肉が消耗している動きなのかは殆ど感じられないほどの完成された美しさ

観ているだけで、それが常人ではどれだけありえない動きなのか想像できるだけに、全身の筋肉が、緊張で締まり安堵に緩み、やや消耗・・・

どんなことでも、才能にめぐまれ、もしくは人並みならぬ努力の結果、人に感動や喜びを与えられることは素晴しい

私に出来る一つのこと
素晴しいエンターテイナーである彼等に惜しみない拍手を
ぬんたった劇場 Vol.?
桜って可愛い花だよね
京都


でも、オリだって可愛いよ
ここのところずーっとオリの出番が無かったからVol.幾つなのか忘れちゃったよ
オヤジ犬
最近お風呂入ってないから臭いかも

私より3ヶ月早い4月21日、ぬんたは三歳になりました
甘えん坊で人見知り、でも小さくて暖かくて柔らかな存在に、癒され続けて一緒に過ごしてきました

側にいてくれてありがとう、ぬんちゃん
春の京都
ぼんぼりのような桜も
京都
素朴なぼけの花も
京都

可愛らしかった春の京都

最後は祇園のいづうで鯖寿司をいただいて、各一種類ずつ置く事になったというワインと日本酒から、今回は日本酒で
銘柄は失念したが、京都の地酒だというお酒は鯖寿司に合わせて選び抜かれただけあって、美味、美味
青背のお魚の〆たものはあまり得意ではない、という先入観をいいかげんに捨てなくてはいけないな京都

古くからの長屋を少しずつ手直ししているらしいお店は、間口は小さいけれど、けれんみの無い感じがいい
お手洗いに出ると、可愛らしい坪庭に面しているのも長屋らしい趣がある

京都の町屋暮らしをしららっしゃるという方の本を何度も繰り返し読んだことを思い出す
冬は心底冷えるのだろうな

今回の旅行では全てが美味しかったが、最後に頂いたこの鯖寿司は、白ワインを飲みながら更新している今、直ぐに欲しくなってしまう程印象に残っている
これを食べに京都に飛んで行きたい

お店の方も気さくで、気軽なおしゃべりも楽しかった
夏にはこれまた絶品らしい鱧のお鮨がいただけるらしく、是非夏にいらっしゃい、と言われた事に従って、また行かなくては

後ろ髪引かれながら東京へ戻る間にも、次回への計画に胸躍らせていた
早朝の三十三間堂〜嵐山
ホテルから歩くこと30分程、一番乗りで訪れた三十三間堂にはまだ早朝の静寂が残っていた
京都

桜も咲き始めたというのに、いっそう冷え込んだ朝には石油ストーブがたかれていて、薄い靴下一枚のつま先が久々に悴む感覚を思い出すと同時に、境内にいるお坊さんが素足なのには頭が下がる

しん・・・と静まって冷える床を踏みながら、同じものが一体としてない圧巻の仏像がならぶお堂へ進み、作り物とは思えないほどの情念のこもった怒りや慈悲の眼差しを確かめる
京都の桜
息が白くなる程冷えた朝、三十三間堂を独り占めして、まるでMy Favorite Thingsが流れてきそうな、某CMのような気分は悪くなかった

暖をとりがてら、お昼にいただいたのは権兵衛のきつねうどん
定番のようだが、頂いたのは今回が初めて
キメ細やかでつるつるシコシコ、というよりはすこしざらりとしたおうどんは意外だった
甘さ控えめのお出汁とは対照的なあまーく煮つけられたお揚げが美味しくて、おつゆまで残さず完食

腹ごしらえの後はひたすら鴨川沿いを北上
京都の桜

目指すは特別参拝中の京都御所
京都の桜
玉砂利が敷かれた境内は広大
かつて天皇が七夕、などの内向きの行事を執り行うお部屋を’おみま’と呼ぶらしくて可笑しい

嵐山とは逆廻りで向かったあだし野念仏時にも人は疎ら
境内におびただしく並ぶ小さな仏像に深く、深く頭を垂れる

空気は冷たいけれど、竹の隙間から差し込む光が眩しい
若竹の香りを吸い込むと、埃にまみれた日々の塵が浄化されていく様
京都
こんな風に真直ぐで清清しくいられたなら・・・
京都


出来る限り自分の足で京都の町を歩いて、確かめてみたかったのだが、下鴨神社まで歩き、たたずの森を散策した後には、普段結構自信のある脚力も限界が見えてきた
バスに揺られながらホテルに戻るまでには、これまた久しぶりにバスの中で転寝

お夕飯は先斗町のおばんざいやさん’たばこや’にて
あれもこれも、ちょこちょこと京家庭料理を楽しんで
関東、東北なら七味なのに、京都では山椒が振りかけられていることが多かったのも今回の発見

竹の丸筒に入った山椒と七味を買ってくるの、忘れちゃった・・・
清水寺〜祇園へ
4月の頭
念願の春の京都を訪れて
東京よりもやや遅い気がする、咲き初めの桜を愛でる

清水寺
京都の桜

京都の桜

京都の桜
桜の絨毯とまではならずとも、高台の清水の舞台からの絶景に溜息
やっぱり・・・
いや、
もっともっと早く来れば良かった、と思う瞬間

八坂神社の脇を抜け、円山公園へ
円山公園


八坂神社は工事中、知恩院は何かの行事があるのか、入り口が封鎖されていて入れなかったが久しぶりに見た壮大な三門の前にて記念撮影

一力茶屋の前を通り、祇園を散歩
着物姿の女性や、舞妓さんを目で追いかけながらお夕飯処へ

祇園豆虎にて
ライトアップされた坪庭を眺めながらカウンターにて豆皿懐石を
どれをにしようか迷うのも楽しい、愛らしい手毬寿司
京都


この日の京都はまるで冬に逆戻り
東京では雷雨、雪が降った地域あったようで、とても4月とは思えぬ陽気
寒いとは予想されていたが、最近のお天気予報は本当に外れないものだ

すっかり千鳥足になり、タクシーの運転手さんに’京都の夜はまだまだこれからなのに、もうお帰りですか?’等と笑われながら、ホテルの部屋に戻ると、BSにて’12人の怒れる男達’が
人件費以外にコストがかかっていないようなのに、12人の個性が炸裂するモノクロの映画に夢中になっているうちに、京都の初日はいつのまにか・・・

お休みなさい

万歴龍呼堂
落ち着いた民家のような入り口を入ると水が打たれたアプローチ
控えめな証明が足許を照らす

扉が開き迎えられると、入り口から想像するよりも広々とした空間が
まず目に入るのは抑え気味のスポットライトに浮かぶ一階のカウンター席
初回の訪問は地下のテーブル席だったのだが、結構落ち着くので好きになってしまい、2度連続で訪問

先付の鮑と筍の肝焼きが美味しかったのだが、あえて甲乙をつけるなら分とく山の方が美味しかった気がした
最後に出てきた網脂を被った神戸牛テールの赤ワイン煮のボリュームには非常に驚いてしまい、赤ワイン煮が大好きなのに、ほんの少しだけ手をつけられただけ
このメインだけを食べに行けたらいいのだけれど・・・コース料理のみなので、残念
〆のご飯はとても入なかった

親密度高めの地下の奥の半個室のように区切られたスペースは天井が低く、ローテーブルなので身体の大きな人や足が長い人にはちょっと窮屈かもしれない・・・と思ったが私には全く問題無くて、こじんまりとして周りを気にせず寛げる、厭らしくなくてほっこりと家庭的な雰囲気が
心地よかった

初回は、お料理の出てくるペースよりも早くワインを頂きすぎてしまった為、お料理が然程印象に残っていなかったにもかかわらず、2度目に伺うことになったのは一階のカウンター席に座って静かにご飯を頂きたくなったから

カウンター席は地下の仕切られたスペースとは全く違うひんやりと静寂な空間が広がり、人を待つ間に一人で座って軽く読書をしていても、静かで落ち着いて、ちょっとだけ癒された
給仕をしてくださる方も近すぎない適度な距離感を保ってくれるのが、そっとしておいて欲しい時には嬉しい

フレンチなどはまず前菜にノックアウトされてしまってワインに酔ってしまうことが多いのだが、ここのコースは、皿が進むたびに美味しさが増す
言い換えると、コースの前半にインパクトが薄いのだろうが、徐々に食欲が増進されるのはコース料理の真髄なのかな、と思うと、それもまた良し

美味しかったのは
ふわっふわな白身魚のすり身のお椀
スープが非常に滋味深かった甘鯛の香草蒸し
とろとろになったプラチナポークのローストに山葵と南瓜のソース

特にプラチナポークは赤身の部分の旨みは勿論のこと、脂身が苦手な私でも脂身の甘みが美味しい・・・と感激してしまうほど

どの皿にもぜんまい、せり、うどなどの苦味のある春野菜が散りばめられていて、煮浸しになったホワイトアスパラガスも実に美味しかった

健啖家と共に味わえたなら、幸せになれるだろう



おいてきぼり
思いつきでも確固たる意図がある訳でもなく
暫く開いていなったページを開く

凄く怖くて開いてみることも出来なかったけれど、当然の如く、何も変わっていない取り残されたままの自分のページ

頑張らなくては、と思える様になる為に、情けない背中に塩を塗りながら凄く頑張るのに、やっぱり駄目でくじけてしまう

かわれずに
只ひとり、取り残されているだけだ
馬鹿馬鹿しくなる位の悲しい再確認