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割烹 喜作
今年のお誕生日ディナーは、『割烹 喜作』。
麻布十番の商店街から脇道に入って2、3分程。

入ると、まず靴を脱いでカウンターに通して頂き、しっかり冷えたお絞りが。
伺ったのは夕方にとはいえ、猛暑で数分歩いただけで汗が滲んで来る日には嬉しい限り。

コースは3種類程ある中から、『天然鮎と鱧』のコースをお願いしてくれていました。
実は、鱧をちゃんと頂くのは初めてです。
なので、嬉しくて、この日は主人も私もお腹を空かせてやってきました。


突出しは、鱧ときゅうりの胡麻あえ。
当然のように美味しいんです。
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本日の前菜。
お豆腐・蛸の柔らか煮・海老・蛸の子を炊いたもの・鱧の卵の寒天寄せ・鱧寿司。
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ここで、喜作のご主人は、長い鱧の身を取り出し、骨切りを始めました。
目の前で見るのは勿論初めてで、本当にあの音がするのに、主人共々小さく歓声をあげてしまいました。
それにしても、職人の所作というのは視覚的にも美しい。
箸の持ち方ひとつ、包丁の扱い方ひとつにも、洗練されていて、惚れ惚れ。


鱧と冬瓜のお椀
上質のお出汁に、冬瓜と、先ほどの骨切りされた鱧が。
鱧は、お粉を丁寧にはたかれて、湯引きされて白くふっくらと綺麗に仕上がっています。
骨切りの際、あれだけ「ジョリ」っという音を立てていたとは信じられない程、ふわふわの舌触り。
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鱧落とし梅肉ソース
目の前で見せて頂いた鱧落とし。沸騰したお湯でまず皮側を湯がいた後、お湯の中に鱧を落としてさっと上げることから、「鱧落とし」と言うのだそうです。
お椀で頂いた鱧とはまた違う、弾力のある歯応え。美味。
余談ですが・・・おろしたての山葵がこんなにもまろやかなのかと驚くほど美味しい山葵でした。
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御主人ももうお一人の板前さんも口数の多い方ではなさそうですが、数々の職人の技を見せてい頂けるカウンターって良いです。


天然鮎の塩焼き
食事が始まってすぐの頃から、カウンターの奥で焼かれていた鮎がやってきました。
本日は良い大きさの物が入って来たとのこと。ここ喜作では、鮎は四方をじっくり30分程かけて焼き、頭から尻尾・そして中心の骨まで丸ごと食べられる状態で出してれるそう。
もちろん、残すところなく全て頂きました。合わせて出された抹茶のソースも爽やかですが、無くても十分。
化粧塩をした鰭や尻尾以外はほんのりとした塩加減で、鮎そのものの旨みと苦みが非常に美味。
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鱧と野菜の天婦羅。
鱧・蓮根・獅子唐・とうもろこしのかきあげ。
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白玉粉を使って揚げているのだそうで、普通の天婦羅とは全く違う歯ごたえ。
大変かりっとしていて中の具はふっくら、時間がたっても萎びずに美味しい。
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薄く塩をつけて頂きました。


〆は鮎飯。
土鍋で炊きあがったら、ふたを開けて見せてくれます。この時には、炊きあがりのご飯と生姜の良い香りが。
一度鮎を取り出し、頭・骨・尻尾を取り除いた鮎の身を戻して頂きます。
土鍋で炊いたお米自体も美味しいのでしょうし、鮎と上品な出汁のお味が上品で幾らでも頂けそう。
我々はおかわりをして、炊いていただいた分を全部その場で頂いてしまいました。
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そして、身からはずされた部分は軽く炙り直して出してくれます。
これも呑めれば最高の酒の肴、だと思われます。
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こちらの土鍋ご飯は、食べ切れない分は、最後にお結びにして持たせてくれるそう。他のお客さんののお土産のお結びが羨ましかった・・・が美味しくて食べたくなってしまってとても残せない、我々でした。

秋田産の佐藤錦とマンゴープリン。
妊娠してから果物大好きになってしまって、特に苺とサクランボには目が無い。
甘酸っぱくて爽やかな佐藤錦ととろりととろけるマンゴープリンでした。
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どの一品をとっても素晴らしいの一言。

若くて上品な御主人を表すような、爽やかで上質なお料理でした。

今回はお誕生日だったので、贅沢に鱧と鮎を堪能させてもらいましたが、そうでなくても、また来たい。
是非是非、再訪したい料理店。
ランチもあるそうなので、次回はランチも頂いてみたいです。


こうして、今思い出しても、幸せなひと時でした。
今年も素敵なお誕生会でした。

本当にありがたいです。

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真珠
貴石ではダイヤモンドが一番好きですが、奥ゆかしくて楚々とした輝きの真珠も同じくらい好きです。

でも、水分・油分・衝撃等など全てに弱い本真珠は扱いが難しそうで手が出なくて、持っているのはフェイクもフェイクの、いかにもプラスチックのもの。
勿論、日々の通勤や遊びに身につける分には全く構わないのだけれど、冠婚葬祭系のそれなりの席で妻という役割をこなす時や、少し背伸びをしたい場所に出かけるのにフェイクはちょっと寂しくもありました。

大人になったら、しかるべき時がきたら、いつかは欲しいと思っていた一連のプレーンな本真珠ネックレス。
しかし、プレーンな物ほど質も価格もピンキリで、一粒ダイヤのネックレス等と比較すると、着け方次第ではもさっと田舎くさい雰囲気になりそうで、人を選びそうな難しさから、プラスチックで良いやーと、遠巻きに憧れていたものでした。

それが、いつのまにか大人になりすぎて、今週、35歳の誕生日を迎えました。。。

そして。

主人からの35歳の誕生日プレゼントが、正に、王道の真珠のネックレス。

8.5ミリ程の美しい珠が並んだ箱を開けた時の気持ちは、何とも表現しがたいもの。
想像だにしていませんでした。

そして、主人が35歳という区切りの年齢である事と、これから迎える出産で母親になる事を考えて選んでくれたという事。

正に、今の私の状況と気持ちにぴったりで、感激。
一気に幸せな気持ちになってしまいました(女性ってゲンキンだわ・・・)。


実は、近頃、気持ち的にはハッピーであるはずなのに、体的にはキツイ部分も結構あって。

妊娠初期のつわりは比較的軽く済んだ様で気持ちが軽かったのですが、6か月の終わり頃から妊娠性痒疹というものに悩まされていて。
この症状は、妊娠により自分の体の免疫力が下がり、異物である赤ちゃんをお腹に抱えている事で拒否反応を起こしているらしいのですが、6月の終わりごろ、胸元に赤いプツプツが出来始めたなぁ・・・と思い始めたら、わずか一週間ほどで胸・お腹・背中に汗疹の様な湿疹がびっしりと出来て、痒くて痒くて身もだえしてしまって眠れなくなりました。
そして掻くと痕に残ると知りながら、どうにもこうにも掻かずにはいられず、鏡にうつる我が身に、人の皮膚って、わずか一週間程度でここまで醜くなるのか・・・と、涙が出そうになる程。
一切日に焼けていないので、背中やお腹なんて、ツルツルだったのに、あっと言う間にぶつぶつのざらざら。ある日、ふと自分の手で触れてみて、ぞっとしました。
まだらに赤くて気持ちが悪いし。。。

妊婦に冷えは禁物と知りながら、カーッとなる痒みに耐えられず、冷房を効かせた部屋でアイスノンを胸に抱いて眠っています。本当にどうにもならないときは、「ごめんよー」と謝りながらお腹にもアイスノンを張り付けてました(こんなのって最悪、と思いながらも、耐えられず・・・)。
出勤時には、下着の下に保冷剤を忍ばせていたりして、もう、痒みに全てを支配されている日々。

安定期と言われる時期なのに、この痒みを増長させるのが怖くて、何事にも消極的になってしまって、引きこもりがちになり・・・。
回りの妊婦さんがマタニティスイミングやヨガを楽しんでいるのは羨ましいけど、とてもそんな気持にもなれず。
お腹が本気で大きくなりだして、妊娠線が気になり始める時期なので、巷ではオーガニック&低刺激と言われるオイルを塗ってみたら、一気に真っ赤になって燃えるような痒みで「やっぱり駄目だ。オーガニックでも無理!」と、あわててシャワーを浴びなおしたり・・・。

特にこの一カ月程は、痒いし、仕事も引越も忙しいし、溶けそうな位に暑いし、たまらん!という感じで、ぐったり。
やってられない、すっかりやさぐれてしまいそうな日々でした。

幸いにも、この一週間ほどで、病院でもらった塗り薬(弱いけど、一種のステロイド、ちょっと怖いしちょっと気になる・・・ので、出来るだけ薄く塗っています。)が効いて来たようで、症状は少々治まっていて、何とか日常生活を送れていますが、再発を恐れて強冷房から強冷房の部屋へと移動して過ごしています。


主人も、そんな私を日々目の当たりにしていて、可哀想がって薬を塗ってくれたり、なだめてくれてはいたものの、この辛い気持ちは本人にしか解らない・・・と、グズグズとべそをかいていた私・・・。

彼が、誕生日に、秘かにこんなプレゼントを考えてくれていたとは露知らず。

小さな不幸と苛々をため込んでいた私は小さい。


きっと、この真珠のネックレスを身につける度に、「子供が生まれる歳の誕生日に、主人が考えて選んでくれた」事を思いだす事でしょう。


家族って。
有難いなぁ。
大切にしなくてはなぁ。


今年は、そんな、誕生日でした。


そして、明日は、お誕生日ディナーに連れて行ってくれる様です。
残念ながら美酒に酔う事は叶いませんが・・・頂いたネックレスを着けて、もう残り少ない二人のディナーを楽しんで来ます。

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